3年あまり続いたコロナ禍も落ちつきを見せ、感染症分類としてもインフルエンザ同等の５類への移行が実行されました。世の中はこのコロナ禍の傷跡を残したままウィズコロナ時代へと突入します。新型コロナウイルスの影響は確実に私達の生活を変え、それはまた経営者である私達にとって新たな気づきとなりました。本当に必要なものとそうでないものが区別され、効率だけでなく、私達が本当に大切にしなければならない価値にも気づかされたような気がします。
　法人会青年部会は、正しい税知識と経営の力を養う「よき経営者を目指す団体」です。９つの委員会が毎月テーマに沿って開催する例会を中心とした活動、この活動そのものをメンバー全員で盛上げ活性化させてゆく。これが居心地の良い組織を作り、そこから租税教室や健康経営プロジェクトといった青年部会に求められているミッションを遂行するエネルギーとなります。私の体制で一番力を入れたいことは、メンバー同士がお互いを大切にし、何よりも“楽しい”と思える「委員長中心」の会運営です。委員長が副委員長に支えられながら、メンバー全員を巻き込んで全力で法人会活動を楽しむ。委員長自身が活動に最も主体的であり、周りから憧れられるような存在である事。それによって、将来の意欲的な委員長候補者が生まれます。
　私の体制が終わる２年後に、全てがうまくいっているかどうかはわかりません。それでも、私の次にバトンを受け取ってくれる方に、前向きで魅力にあふれたこの会を繋いでいきたいと思っています。この先２年をかけ、副委員長をやってみたい、委員長をやってみたい、室長・副部会長をやってみたい、部会長をやってみたい、と多くのメンバーがそんな気持ちになれるような魅力的な会運営に取り組んで参ります。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。