平成28年度12月例会は毎年行われている税務署職員の方の講師例会です。
今回は静岡税務署 副署長の上田仁様をお招きし「調査での経験を通じて」と言う演題でご講演をいだたきました。

東京国税局で多くの功績を残してこられた上田副署長様に、税務調査についてお話をしていただきました。静岡は愛知、三重、岐阜と同じ名古屋税務署管轄で、その東海4県で年間行われる税務調査は2万件弱と言う事でした。その内、調査に入った会社の7割くらいが何らかの申告漏れが有り、その中でも故意的と思われる物が3割くらいあると言うことに驚きました。その故意的で悪質な実例を幾つかご紹介いただきましたが、税務調査は色々な裏付けを探すことなどもあり、根気と体力が必要な大変な仕事だと思いました。お話をいただいた中で、たまたま共通するキーワードが有り、そのキーワードと脱税が繋がっている事があると言う面白いエピソードなど踏まえ、笑いも交えながらの講演でした。

その後、場所を懐石料理の「吽治(うんじ)」に移し講師をしていただいた上田副署長様と溝添第一統括官を囲んで懇親会が行われました。会場の都合でメンバーが二つの部屋に分かれてしまいましたが、それぞれ盛り上がり、今年最後の例会は大成功に終わりました。