二宮様は、野球、サッカーだけでなく、プロボクシング、バスケットボールや相撲まで、ジャンルの枠にとらわれないスポーツジャーナリストとして、取材活動や、ＴＶへの出演や新聞、雑誌への寄稿など、幅広くご活躍されております。
一方、スポーツの情報やコラムを配信する企業もご経営されている側ら、地域に密着したスポーツクラブづくりにも参画されるなど、スポーツを通して社会貢献をされており、組織づくりにおける大変興味深いお話を講じていただきました。

スポーツという身近な接点から学ぶリーダーシップの話は、とても入りやすく、会員の皆様、一般の参加者様も身を乗り出して聞いておりました。

タイムリーなプロ野球のドラフト会議の話から始まり、静岡の人間が興味をひくサッカーの話から、静岡の有名なクラブチームをＪリーグに押し込んだ初代チェアマンのリーダーシップの話は、組織を形成するリーダーとしての在り方として、会社経営をしている人間、これから組織のトップになる人間にとって大変勉強になりました。

また、「現代社会におけるスポーツが果たすべき役割」として社会貢献のお話しも頂き、「1964年のオリンピックと2020年に控えたオリンピックでは、何が違うか」 「2020年のオリンピック、パラリンピックに日本はどう取り組むべきか」等のスポーツと社会とのつながりも講じていただきました。

人材育成についても、アメリカのメジャーリーグで活躍したプロ野球選手の話を交え、監督（経営者）の選手（社員、部下）の育て方により、才能が開花するかどうかが決まるということ、そして、監督（経営者）は、常に遠くをを見ていなければいけない望遠鏡であり、目先の事に集中する顕微鏡ではいけないということを教えていただきました。

スポーツ界のレジェンドのリーダーシップを中心にお話しいただいた講演会は、未来を担う会員の皆様、参加者様にとって、非常に心に響く内容で、まだまだお話が聞きたいと思うような充実した、そしてありがたい講演会となりました。