第一部では、静岡eスポーツ連盟の事務局長であられる山崎智也様よりeスポーツの概要をご説明いただいた後、プロプレイヤーの高橋勇介様より『プロプレイヤーが語るeスポーツの魅力』という演題でご講演いただきました。

高橋様は、通所介護事業所で介護士として働く傍ら企業のスポンサードを受けながらプロプレイヤーとしても活動されている兼業プロプレイヤーです。eスポーツには、プロライセンス制度というものがあり全国に約300名のプロが存在しており、高橋様は、静岡県では唯一のプロライセンス保持者です。
eスポーツという言葉は、2018年に新語・流行語大賞にてTOP10に選ばれたことによって認知されるようになったそうですが、言葉は聞いたことがあっても実際にどのような内容なのか詳しくは知らないというメンバーが大半でしたが、eスポーツの定義やどのような競技があるのか等、基礎から分かりやすくご講演くださいました。

国内のeスポーツの市場規模は年々拡大の傾向にあり2020年の市場規模は66.8億円とのことです。世界規模で見ると、DOTA2というゲームの大会では大会賞金が約17億円という高額賞金が1チームに支払われるそうです。日本国内でも全国都道府県対抗eスポーツ選手権が行われており全国規模での広がりを見せています。 また、教育にeスポーツを取り組む動きもあり、静岡県でも静岡市立高校や静岡県立沼津東高校が授業などに取り入れているそうです。
その他にもeスポーツは通常のスポーツとは違い男女差がないため女性のプロゲーマーが多かったり、障害を持ちながら活動するプロゲーマーの方もいたりとあらゆる垣根を超えて行えるスポーツだということが分かりました。

第二部では、静岡市議会議員の池谷大輔様より『今後の経済と仮想通貨』という演題でご講演いただきました。
池谷様は、静岡市議会議員として活動する傍ら投資家としても活動しており、自ら投資会社を立ち上げ法人としても投資を行っているそうです。
そんな池谷様の実体験に基づいたご講演は大変わかりやすく、ビットコインを中心に仮想通貨の歴史や今後の経済の中での仮想通貨の可能性、取引所の話、取引手法などを噛み砕いてご説明いただきました。仮想通貨やビットコインという言葉を聞いたことがあっても具体的な内容まではわからないメンバーが大半だったと思いますが、ご講演が終わる頃には口座を開いて買ってみるというところまではできるようになったのではないでしょうか。

第三部ではゲスト講師の3名と小泉部会長を加えた4名でパネルディスカッションを行いました。限られた時間ではありましたが、「教育」や「地域活性化」というテーマで熱い議論が行われました。