令和３年度１２月例会は、静岡税務署長、二村重記様と静岡税務署・筆頭副所長、早川徹様に税務研修としてご講演頂きました。

初めに、二村署長と小泉部会長の対談形式で「二村署長が語る　マルサの実態」という演題でご講演いただきました。

普段聞けない税務署長の仕事の話から、本物の査察調査の実態を順を追ってご説明いただきました。対象者の裏どり、張り込みや尾行などのリアルな様子、尾行に気づかれてしまい対象者に追いかけられた方がいた事、着手前に許可状、通称お札を準備し前日の事件説明、事件着手（ガサ入れ）強制調査と進む、ガサ入れの際、調査員の皆さんはドラマさながらスーツにネクタイ、これは伝統のようなものになっているそうです。

調査員の皆様は公務員でありながら、昼夜問わずの職務環境で日夜脱税者と戦っていることに心から敬意を表したい気持ちになりました。

続いて、早川筆頭副所長に「e-Tax推進スマホで申告研修」と題しご講演いただきました。

当日配られた資料を基に、とても分かり易いご説明をいただき、会員の皆様も実際にスマホを手にシュミレーションを行いました。

思っていたよりかなり簡単な操作で完結でき、更にマイナンバーカードの個人番号を使用することにより、面倒な個人情報の入力がほぼ自動化されており、煩わしい手書きでの書類作成が本当に簡素化できるシステムだと実感しました。

さらにわざわざ届け出をする必要がないので、人ごみに出向くこともなく、新型コロナウイルス対策としても有効な手段になると思いました。

毎年本当に為になる貴重なお話をしていただき、ありがとうございます。
今回もとても勉強になりました。